2012年6月26日火曜日

Portfolio with Purposeで株式投資の腕試し―投資コンテストで慈善活動を支援

Portfolio with Purpose(PwP)が資産運用に自信を持つ投資家たちの注目を集めています。

Portfolio with Purposeは参加者が株式投資の腕試しをしながら、お金を殖やして好きな慈善団体に寄付することができるコンテストです。同コンテストで、近日中に業界のビッグネームたちと競うことができるでしょう。

この株式投資コンテストは2011年、ニューヨークのヘッジファンドコンサルサルタントStacey Asher氏によって創始されました。

Asher氏は先日行われたインタビューで「私はこの7年間投資の世界で働き、ヘッジファンド用の資金を集めてきました。同時に、多くの業界リーダーの素晴らしい慈善事業を目にし、そして同時にどれだけ人々が投資を楽しんでいるかということに関心を持ちました。私は今まで見てきたこれらの世界を1つに合体させたのです」と語りました。

Asher氏は昨年テスト版を発表しました。テスト版開始にあたって、ウェブサイト作成のために家族や友人らに声をかけたそうです。同氏は当初30人程度を勧誘しようとしていましたが、最終的に100人以上もの参加希望者が集まったそうです。

またAsher氏は「昨年開催したのは二部門のみでした。すなわち100ドルで誰でも参加できる初心者部門と、二年以上の業界経験者を対象とするプロフェッショナル部門です」と話しました。次回はマスター部門が追加される予定であり、既にThird Point Capital社の Dan Loeb氏とOmega Advisorsの Leon Cooperman氏がエントリーしています。

今年のコンテストにはプロフェッショナル部門参加者20人(大部分がプロのファンドマネージャー)と、初心者部門80人を集まりました。初心者部門は文字通り初心者を対象としており、株式投資の経験が全くない人でも参加できます。

ルールはどの部門も同じです。まず年度の冒頭に売買する5銘柄を選び(銘柄の条件は時価総額5億ドル以上)、次に支援する慈善団体を指定します。

Asher氏は今後コンテストにトレーディング要素を入れることも検討していますが、今回のコンテストではシンプルなバリュー投資にフォーカスしています。

初心者部門は100ドル(税額控除対象)、プロフェッショナル部門は1,000ドル、マスター部門は1万ドルを出資額として支払います。それぞれの部門の資金はプールされ、一位~三位の参加者に賞が与えられます。それぞれの部門の資金の純利益は、一位獲得者に60%、二位に30%、三位に10%が配分されます。

上位者の名前と支援先慈善団体は PwP Web siteに掲載されます。現在World Vision 、Skills for Southern Sudan、Big Brothers and Big Sisters 、Wounded Warrior Project、などの慈善団体が名を連ねています。

同コンテストは6月28日、ニューヨークで公式パーティーと共にスタートします。このイベントではThe Subscriberによるパフォーマンスも行われます。The Subscriberは金融の専門家たちによる、慈善カバー・バンドです。

このコンテストは世界中の投資家が参加できます。好きな慈善団体に貢献し、また競い合い、楽しみ、投資を経験する最高のチャンスだと、Asher氏はコメントしました。




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