2012年6月19日火曜日

フィンランド投資会社Estlander & Partners、米国でのヘッジファンド運用拡大へ


フィンランドのヘッジファンドで商品投資顧問(CTA)のEstlander & Partnersは、コネチカット州スタンフォードを拠点に米国内での運用業務を開始しました。同業務は同社のDan Rizzuto北米部門長が指揮します。Dan Rizzuto氏はCFA(米国証券アナリスト)で、同社の執行役員でもあります。Rizzuto氏は北米でのさらなる顧客獲得に向け、同社の事業開発を率います。

Estlander & Partnersは現在およそ10億ドルの運用資産を有しています。同社は1991年に創業し、優れたリターンを獲得するため 革新的なクオンツ分析、高い流動性を持つ先物および通貨のグローバルトレード、および厳密なリスク管理を続けてきました。

また同社には約50人の運用専門家が所属しており、ヘルシンキ、バーサ、ミュンヘン、チューリッヒ、スタンフォードを拠点に活動しています。運用面では、完全システム化されたマクロのCTA戦略に基づいています。このシステムは、グローバルな資産クラスにおけるトレンド、資産フロー、リスク性向の変化を活用するよう設計されました。

Estlander & Partnersのシステム型グローバルマクロ運用への専門性は、25年間の業界経験を持つRizzuto氏によって構築されました。またRizzuto氏はこれまで数多く機関投資家との顧客関係を確立してきました。

Estlander & Partners創業者のMartin EstlanderCEOは「当社はこれまで欧州で着実に成長してきており、北米の機関投資家との提携を強化する時期が来たと確信しています。Rizzutoのオルタナティブ投資における豊富な経験と、投資家と長期的関係を結ぶ実力は、この取り組みに最もふさわしいと考えます。今後彼の専門性が当社の成長に大いに貢献すると思いますし、私自身も彼との協働に期待しています」と語りました。

Rizzuto氏は「Estlander and Partnersの才能豊かなクオンツ運用チームに加わろうと心に決めたのは、ユニークな投資哲学と長きにわたる優れた運用実績が理由です。今後米国とカナダの機関投資家は、定量的リサーチとリスク管理に優れた運用者によるクオリティの高い投資から利益を得られるようになるでしょう。Estlander & Partnersは効率的で透明性の高い企業文化、革新的モデル、および高度に複雑化した技術を持っており、伝統的投資や他のオルタナティブ投資とは異なる優れたリターンを期待する機関投資家の良きパートナーとなるでしょう。投資家と連携し、北米における成功と発展を見るのが楽しみにしています」と話しました。



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