マングループ・ヘッジファンドのトップマネージャーが世界の金融見通しについて非常に悲観的な見方を示しました。
GLGパートナーズJamil Baz最高投資ストラテジストによると、現在の金融危機は今後数ヶ月や数年ではなく、数十年にわたって続くといいます。
同氏は先日モナコで開かれた2012年GAIM会議で「危機はまだ始まってすらいない」と述べました。「ピークに達するまでには15~20年という非常に長い時間がかかるだろう。この危機による経済への影響は破壊的だ。危険資産は最終的に非常に悲惨なことになるだろう」とすでに暗い見通しにさらに暗雲を投げかけています。
Baz氏によるとこういった悲観的な見方はいくつかの主要国、特にG7やギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペインといった危機にみまわれた欧州経済での負債レベルが過去5年で膨らんだという事実が原因であるといいます。
この見方は多くのヘッジファンド・マネージャーの見方とは一致しません。Baz氏によると債券に比べ「株はまだ高い。企業債務は株式に比べてはるかに安い」とのことです。
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