スタンダード・プアーズ社の24種の商品指数であるS&P GSCIはは午後5時23分(シンガポール時間)、2%下落し580.33となりました。26種の商品指数であるUBSブルームバーグCMCIは1.5%下落し1,421.224となりました。
原油
ニューヨーク原油市場は二日連続値下がりし、週間連続下落は、過去およそ13年間における最長記録を更新しようとしています。世界の最大原油消費国である米国および中国の景気が減速し、燃料需要が減退するとの懸念によるものです。ニューヨーク・マーカンタイル取引所の電子取引では、7月限原油先物は2.72ドル安となる1バレル=82.10ドルで取引され、9時15分(ロンドン時間)では82.23ドルとなりました。昨日の取引は0.2%安の84.82ドルとなり、6月5日以来の最安値に近づいています。価格は今月5%下落し、6週連続の下げ相場となりそうです。これは1998年12月以来最長の下落相場です。また原油は今年に入って17%値下がりしています。
天然ガス
ニューヨーク市場の天然ガス先物は、米国政府が発表したの備蓄量が市場予想を上回っていたため、過去4ヶ月で最大の値下がりとなりました。
石油製品
PVMのデータのよると、シンガポールの7月限軽油スワップは1.10ドル(約1%)値下がりし一バレル=111.55ドルを付けました。価格は今月1.2%下落し、このままいけば6週連続の下落となります。
軽油のプレミアムは46セント(2.9%)上昇し一バレル=16.22ドルとなりました。スプレッドは二週間連続で拡大しています。
貴金属
根詐害氏FRBのバーナンキ議長による期待されていた金融緩和策の進展がなかったことから、金は値下がりし、過去四週間で最も低い水準となりそうです。銀も軟調であり、このままいけば過去11年間で最長の連続週間下落となります。金塊の期近物は9時29分(ロンドン時間)、1.3%下落し一オンス=1,569.52ドルとなりました。今週は3.4%の値下げであり、5月11日にニューヨーク商品取引所(Comex)で8月限先物が1.1%安の1,570.40を付けて以来最大の下落です。
鉱工業
深刻な景気後退の中、政策立案者がグローバル経済へのてこ入れを余儀なくされるとともに、銅が今週最大の値下がりとなりました。亜鉛、アルミニウム、鉛、ニッケルも値下がりしました。
農産物
7月限とうもろこしは0.9%値下がりし、一ブッシェル=5.885ドルで取引されました。週間利益は6.7%縮小し、ここ3週間で最大の下げ幅となりました。また、7月限小麦は1.1%下落し一ブッシェル=6.345ドルでした。
大豆は四日間の反発を経て下落しました。米国の景気刺激策の遅れが国際経済にダメージを与え、需要回復にかげりが見えているという懸念によるものです。
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