この豪邸を購入した寧思嶠とその妻Karenは中国を拠点とする起業家です。住宅購入のニュースと共に、この若い億万長者が中国国有複合企業COFCOの前会長寧高寧氏の息子ではないかという憶測がネット上に流れました。寧というのは中国の有力者の中では珍しい名前だからです。住宅購入者の代理人とCOFCOに確認を求め、接触をはかりましたが、回答はまだ得られていません。
ネット上では2年前にシドニーで3200万オーストラリアドルの別荘を購入した中国夫婦が引き合いに出されました。後に、これを購入したのは中国の元国家副主席曽慶紅氏の息子、曽偉氏と判明しました。
寧氏と曽氏の行動は中国の富裕層が海外、特にアメリカの不動産市場になだれ込んでいるというトレンドの典型となっています。今年3月までの12ヶ月間で中国人バイヤーはアメリカでの不動産購入に90億ドルをつぎ込み、これは外国支出総額の11%で、カナダの198億ドルの次に多いということがNational Association of Realtorsによって明らかにされました。米不動産市場は、急速に価格が上昇している中国の住宅に比べれば安く、さらに建築品質の基準が厳しいことやしっかりとした財産権なども魅力の一つとなっているようです。
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