アイルランドが欧州の財政協定に賛成票を投じるのではとの期待からユーロは木曜、対ドル2年間の最安値から浮上しましたが、スペインが外部支援を必要とするのではとの懸念から、上昇は限定的となりました。
世論調査では、アイルランドの国民投票が「賛成」結果になるとの予想が出ており、アナリストはそれによりユーロへの大きな弱気相場の抑制になるとの見方です。
ギリシャでは、議会投票の準備段階で救済に賛成する保守党が、反救済派の極左政党を上回ったことを示す新たな世論調査もまたユーロを支えました。
ユーロは2010年半ばと同じレベルの1.2358ドルまで下がり、その後0.2%回復し1.2400ドルとなりました。売りオファーが1.2430ドル以上となり、反発が起こるまで売りを続ける投機家もいるため、値上がりは長続きしないと見られています。
ユーロは9月以来最大の月下落となる見込みで、アナリストは債務危機が高まるにつれ今後数週間で1.20ドルにまで下落すると見ています。
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