2012年6月14日木曜日

ゴールドマンサックス、コモディティ相場を強気予想

ゴールドマンサックスが 中国、欧州、および米国経済への懸念によるセルオフは“度を越して”おり価格への”アップサイドリスク“が生じるとして、投資家へのコモディティ推奨色を強めました。ゴールドマンは、コーヒー豆から原油に至るまで数多くの原料価格が数ヶ月規模の最低水準に達しており、コモディティの流動性はきわめて高いとしています。
コモディティは他のどの資産クラスよりも割安で、価格は理論価値を完全に下回り、ある時ににはそのものの持続可能なコスト水準よりも下回っています。

ゴールドマンは、世界的なマクロデータは依然として不況を示しているものの、政策担当者が欧州危機を収束させようとしており、また中国の商品需要が堅調であることから、マクロ環境の回復が見込まれるとしています。また「それに応じて、我々は短期的な推奨度を引き上げることにした。三月には格付けを引き下げていましたが、“中立”へと復活させた」と指摘しています。

ゴールドマンは一部の原油、ガス、銅、アルミニウム、および金に関して言及し、とくに金冠しては現在の1トロイオンス=1,600ドル前後から1,940ドルまで回復するとみています。

農産物に関しては、とうもろこしと大豆の買手が価格回復への防御策を講じ、穀物先物が下落する中で、生産者にとっては農産物を売りだす前に穀物価格の回復を待つよう強いられている状況です。ゴールドマンは「農産物、特にとうもろこしと大豆の価格は、在庫水準からみても過度に低い。欧州危機の深刻化への懸念が下落材料となっている可能性はあるが、我々はスペインの銀行支援の発表を前向きにとらえている」としています。




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