投資顧問業者と機関投資家がポートフォリオのさらなる分散化のため、他の資産クラスおよび投資戦略へと目を向けることで、オルタナティブ資産と為替取引ファンドが注目され続けています。
バロンズとモーニングスターのオルタナティブ投資レポートによると、米国の株式ファンドが2011年には847億ドルもの減少であったのに対し、オルタナティブ投資ファンドは232億ドルの資金を集め、また非伝統的債券を除くと142億ドルの資金獲得となりました。
マネージドフューチャーズは前年比6.9%の下落、通貨ファンドは2008年以降毎年損失であるにも関わらず、2011年にはマネージドフューチャーズは36億ドル、通貨ファンドは34億ドルの増加という好成績を残しました。
モーニングスターのETF、クローズドエンド型ファンド、オルタナティブ調査部門の責任者であるScott Burns氏は、記者会見で「機関投資家と投資顧問業者は2008年の金融危機以降著しくオルタナティブ資産保有割合を増やしており、オルタナティブ投資をポートフォリオの一部として重視しています」と語りました。
投資顧問業者と機関投資家は、オルタナティブ投資の鍵として分散性に着目しています。しかし、報酬の高さと流動性の低さが、今後オルタナティブ投資分野のさらなる成長を阻む壁ともなりえるでしょう。
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