2012年6月19日火曜日

PIMCO、ロングショートファンド開設でグローバル株式プラットフォーム拡大へ

世界の資産運用大手PIMCOがPIMCO EqS Long/Short Fundを開設しました。PIMCOはアクティブ運用型の株式ストラテジーを用い、同社のグローバルな株式プラットフォームを拡大するということです。

同ファンドは成長中の株式市場の中から広範なリサーチによって選ばれた株のみを取り扱い、市場が長期的に下落した際にも投資家の資金を守ることを目的としています。PIMCOニューポートビーチ支社の上級副社長兼エクイティポートフォリオ・マネージャーのGeoffrey Johnson氏が代表を務めます。

株式指数は下げ相場により過去12年間で二度も半分にまで下落しました。世界的なマクロ経済事象により株式のポートフォリオには困難な状況が続いています。PIMCO EqS Long/Short Fundは長期的に株を保有することで利益を投資家に供給し、下げ相場においては取引を解消するか選択的に証券のショートを行うことで資金の保護を目指します。また強いブランド力があり、キャッシュフローが豊富で強い成長見通しがあると思われる企業のみにフォーカスした株式のポートフォリオを構築します。

Johnson氏は「上げ相場時には、厳密なリサーチプロセスによって選ばれた株のみでロングを行う。ロング・バイアスのストラテジーの方がマーケットサイクルの全体においてより優れたリスク調整後リターンを得られると確信している」と言います。最高経営責任者でGlobal Equitiesを担当するNeel Kashkari氏は「Geoffrey Johnson氏はベテランのポートフォリオ・マネージャーで、このストラテジーを10年にわたって利用してきた。このファンドを設立することによって、当社の慎重な株式プラットフォームの構築を継続させ、投資家に利益を還元できると確信できるストラテジーのみを使用することができる」と述べました。



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