2012年6月9日土曜日

豪の新たな株式取引所、アジア企業と投資家をターゲットに始動へ


シドニーが新たな株式取引所の始動を来月に控え、国際的な金融ハブ(要衝)に向けて前進しています。この取引所は特にアジアの企業と資産をオーストラリアにひきつけることを目的として設立されます。Asia Pacific Exchangeは来月から業務を開始する予定で、オーストラリアの最終規制承認の管理下にあります。今年中には10の企業がこの取引所で上場する予定で、最終的には人民元による取引を見込んでいるとAPXの親会社であるAIMS Financial GroupのCEO(最高責任者)George Wang氏は言います。

APXはますます増えている中国の裕福な個人投資家からの資金と、成長が著しいオーストラリアの資源と農産業との架け橋となることを目的としています。また、オーストラリアで上場することによって国際的な位置づけを上げようと考えている資金潤沢な中国企業を引き付ける狙いもあります。「中国の投資家にとってオーストラリアは西欧諸国への玄関口だ」とWang氏はインタビューでこう答えました。「中国の投資家は世界中の投資家と同じように、馴染があって、同じ言葉を使い、知っている企業が参加し、さらに理想的には同じ通貨を使うプラットフォームに参加したがっている」

この新たな取引所は企業間の競争を促進することを狙いとしており、これはロンドンや香港のような金融ハブを設立するという政府の計画の一旦でもあります。昨年からオーストラリアの大手取引所運営業者である ASX Ltd.はNomuraが支援するChi-X(現在のマーケットシェア3%以上)からの直接競争に直面しています。



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