2012年6月22日金曜日

モーニングスター、オルタナティブミューチュアルファンドのアナリスト格付けとグローバルファンドレポートを発表

大手独立投資調査会社のモーニングスターは今日、オルタナティブファンド資産のおよそ75%を占めるおよそ40の米オルタナティブ・ミューチュアル・ファンドに関するMorningstar Analyst RatingとGlobal Fund Reportsを発表しました。来年中に同社は対象のオルタナティブファンドを100に増やす予定です。

今回、モーニングスターのアナリストは1つのオルタナティブ・ミューチュアル・ファンドをゴールド、9つのファンドをシルバー、7つのファンドをブロンズ、17のファンドをニュートラル、6つのファンドをネガティブにそれぞれ格付けしました。

モーニングスターのオルタナティブ・ファンド・リサーチ代表兼Alternative Investments Observer編集者のNadia Papagiannis氏は「オルタナティブ・ファンドで採用されるストラテジーはしばしば新しく、複雑な場合がある。こういったオルタナティブ投資に関するAnalyst RatingsとGlobal Fund Reportsの目標は、機関やファイナンシャル・アドバイザーがオルタナティブ投資で分散を行う上でファンドのリサーチと比較を行う手助けとなることだ。オルタナティブ投資の認識と使用に関する我々の最近の調査では、ファイナンシャル・アドバイザーと機関はオルタナティブを引き続き評価していることが明らかになった。エクイティーベースのオルタナティブ・ミューチュアル・ファンドへの資産流入は減速しているが、マネージド・フューチャーズ・ミューチュアル・ファンドといったノン・エクイティーベースのファンドへの集中が続いている」と語りました。

5段階に分かれたMorningstar Analyst Ratingにはゴールド、シルバー、ブロンズという3つのポジティブな格付けの他に、ニュートラルとネガティブがあります。アナリストはファンドの今後を占う上で重要と考えられる5つの要素(人材、プロセス、親会社、パフォーマンス、価格)への評価を、数字と質の両方に考慮して検討し、格付けを行います。これらの5つの要素をポジティブ、ニュートラル、ネガティブの3つで採点し、その後ファンド全体の格付けを行います。

Morningstar Analyst Ratingは次の通りです。:

ゴールド:5つの要素の中で抜きん出た数値を出し、アナリストによって非常に高い評価を受けた優良ファンド

シルバー:5つの要素のすべてではないが、いくつかで素晴らしい数値を出し、アナリストによって高く評価されたファンド

ブロンズ:5つの要素の中でマイナスをカバーできるほどのプラス要素があり、アナリストによってポジティブの格付けを保証されるに足るレベルのファンド

ニュートラル:卓越した収益を出さないが、それほどのアンダーパフォーマンスともならないと思われるファンド

ネガティブ:今後のパフォーマンスを妨げる恐れがある欠点を少なくとも1つ持ち、他社に対し劣っていると思われるファンド




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