2012年6月19日火曜日

JPモルガンのダイモンCEO「トレーディング損失は独立した事態」

JPモルガン・チェースは最近の取引による損失は今後の取引に影響を与えない、独立した出来事であるとし、第2四半期には“しっかりとした収益”を見込んでいるとJPモルガンのジェイミー・ダイモン最高責任者が水曜、Senate Banking Committee で表明する予定です。ダイモンCEOは委員会で、JPモルガンが取引の失敗を遺憾に思っており、これによる損失は株主に痛手を負わせるものであり、納税者に影響はない、そしてJPモルガンは“要塞のようなバランスシート”を維持していくと述べるということです。「今後過ちを絶対に犯さないとは断言できない。むしろ過ちは必ず起こる。だか、これは他とは別個の事態であると考えている」と火曜日に発表された供述書の中でダイモンCEOはこう述べています。

先月、JPモルガンはヘッジング・ストラテジーがうまくいかず、少なくとも20億ドルの予期せぬトレーディング損失を計上しました。近年の金融危機をうまく航行してきた、このアメリカ最大の銀行による発表は人々を驚かせ、大きすぎて管理できない銀行が存在するのでは、との疑問をかきたてました。

ダイモンCEOはその供述書の中で最新の損失見積もりは公開していませんが、トレーディングポジションに関連するリスクを減らすために前進していると述べています。ダイモンCEOは供述書において反省の色を示しており、損失を出したチーフ・インベストメント・オフィスには適切なリスク防御策がなかったと述べています。しかしダイモンCEOは銀行の体制が強固であること、そしてそのサイズは問題の中核ではないことを強調しています。どちらかといえば問題はトレーディング・ストラテジーに上層部が目を通さず、よく検討されなかったことにあるといいます。「我々の要塞のようなバランスシートは無傷だ。第2四半期の終わりまであと2週間あるが、この四半期にはしっかりとした収益を得られると確信している」。




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