2012年6月22日金曜日

AIJ問題で動揺する日本の年金基金、世界のヘッジファンドへ資金流出

AIJ投資顧問が10億ドルの損失を年金基金顧客から隠蔽しようとして退職金市場を同様させた後、世界のヘッジファンドは日本の資産を増やしています。

Neuberger Berman Group LLCは2004年以来日本に集まっていた40億ドルの資産を得ました。Winton Capital Management Ltd.は30億ドルを日本の投資家から得て、着実な資金流入をみています。

Financial Risk Management Ltd.(FRM)は日本の投資家からの需要の高まりを受け、新ファンドを開設します。FRMでファンドオブヘッジファンズを運用する佐藤素行氏は「日本の年金を含むクライアントからの問い合わせが増えています。一部の年金基金がAIJ投資顧問に投資していたことは大変残念ですが、今なお、年金基金は分散投資の一環としてロングショート運用を含むオルタナティブ投資を必要としています」と語りました。

Towers Watson & Co.によると、日本の年金市場は世界第二位の規模で、3兆3,600億ドルの資産が集まっています。 過去20年間の株式市場の停滞と急激な高齢化と世界最低水準の日本国債の利回りに対処しようとヘッジファンドをはじめとするオルタナティブ投資により資金を追加しています。

JPモルガンチェースが5月に発表した調査結果によると、今年度、退職金基金の21%がオルタナティブ投資へ向けられる見込みであり、オルタナティブ資産が10の資産クラス中最大となるとのことです。

警視庁はAIJ投資顧問の浅川和彦社長を初めとする同社幹部4人を詐欺容疑で逮捕しました。AIJ投資顧問は東京都および長野県の年金顧客から70億円(8,900万ドル)をだまし取ったとされています。




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