2012年6月19日火曜日

米株先物上昇、FRB追加措置への期待高まる=市況

米株式先物は14日、先週の失業保険申請数の増加と、5月の消費者物価指数急落との政府の発表の後、わずかに上昇しました。

BTIG LLCチーフグローバルストラテジストDan Greenhaus氏は「今投資家にとって問題なのは、こういった展開によってFRBが、十分に強いとは言えない経済回復を支えるための緩和政策を多かれ少なかれ行うことになるのかどうかということだ。6月の会合では第3の資産購入には至らないだろうが、芳しくないデータが発表されるたび、ツイストオペ延長の可能性が大きくなるだろう」と語りました。

先週、失業保険申請件数がアナリストの予想に反し、6000件増加し38万6000件となったという政府による発表の後に、株式先物は一時的な下落を一掃しました。さらに、消費者物価指数は0.3%下落、これは2008年以降最大の下落となります。

ダウ先物は22ポイント上昇の12,451、S&P500先物は2.8ポイント上昇の1,311.80、ナスダック先物は5.5ポイント上昇の2,528となりました。

Stoxx欧州600指数は0.6%下落の241.14となりました。欧州では株が下落し、前日スペインが2度の格下げを受けた後、スペインへの借入コストは7%近くになりました。Nokia Corp. が携帯電話製造部が1年以上ぶりに3度目の業績下方修正を発表し、何千万人もの従業員を解雇するというニュースが流れたことからプレオープンで9.3%の下落となりました。また、ギリシャは選挙を週末に控え、投資家感情を圧迫しています。

13日、ダウ平均は77.42ポイント(0.6%)下落の12,496.38、S&P 500は0.7%下落、ナスダックは0.9%下落しました。GFT Marketsシニア・マーケット・ストラテジストDavid Morrison氏は「最近よく見られる現象として、前日の値動きが翌日早くに転換することが多い」と指摘しています。

原油7月限は45セント上昇の1バレル=83.09ドル、金8月限は7.70ドル上昇の1オンス=1,627.10となりました。
対ドルユーロはいまだ一定の値幅で上下を続けており、水曜の北米での取引1.2579ドルに対し1.2581ドルとなりました。


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