2012年2月28日火曜日

特集:世界中の賢い運用資産が、マネージド・フューチャーズに流れ込む理由(13/13)

マネージド・フューチャーズについての手数料の仕組み

マネージド・フューチャーズ業界における合計管理手数料は、株式市場の手数料よりも高額となる傾向があります。管理手数料はマネージド・フューチャーズのアカウントのタイプによりさまざまで、交渉の余地がある場合もありますが、一般的な手数料構造が存在します。投資家は、マネージド・フューチャーズのアカウントまたはファンドに対するパフォーマンス情報が、ほぼ必ずといっていいほど、かかる手数料抜きで表現されている点を十分に理解するべきです。

取引アドバイザーまたは取引マネージャーは通常、運用資産に基づき一律の管理手数料を受け取り、それにアカウントの利益に基づくパフォーマンス「インセンティブ」手数料が上乗せされます。パフォーマンス手数料はほぼ必ずと言ってよいほど、管理手数料およびコミッションなどアカウントにかかるすべての費用を除外して計算されます。パフォーマンス手数料はそのため、正味の取引利益に基づいて支払われ、これは通常、アカウントまたはファンドが以前に確立された純資産価値を上回る場合に限られます。

数人の取引マネージャーは、「ネッティングリスク」を引き受けます。これは、当該アカウントのすべての取引アドバイザーのパフォーマンス結果が合計されてから、投資家にパフォーマンス手数料が課されるというものです。取引マネージャーは、その個別パフォーマンスに従って各CTAに支払いを行うことでネッティングリスクを引き受けます。

管理およびパフォーマンス手数料に加え、アカウントまたはファンドは取引コストまたは仲買手数料を支払います。これらの経費は、先物取引の実行・清算費用を反映したものであり、通常は往復ベースで計算されます。




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