2012年2月28日火曜日

特集:世界中の賢い運用資産が、マネージド・フューチャーズに流れ込む理由(11/13)

マネージド・フューチャーズ業界への参加者

関心ある投資家を支援する資格を持つ業界参加者には幾つかのタイプがあります。これらの参加者は複数の立場で行動する能力を持ち、多くの場合はそのように行動している点にご留意ください。

商品取引アドバイザー(CTAは、マネージドアカウントの実際の取引に対する責任を負います。先物およびオプション市場に対する自己規制組織であるNFAにはおおよそ1,750CTAが登録しています。アドバイザーは主に2種類に分かれており、テクニカルトレーダーとファンダメンタルトレーダーがあります。テクニカルトレーダーはコンピュータ・ソフトウェア・プログラムを使用し、価格トレンドに従って定性的分析を実行します。ファンダメンタルトレーダーは、供給/需要の要因およびその他の市場情報の分析によって価格を予想します。いずれの取引スタイルも成功する可能性があり、多くのアドバイザーは両方のアプローチ要素を組み入れています。

先物取引業者(FCMは、CTAに指示された取引をさまざまな取引所で実行、清算、引き渡しする証券仲買会社です。こうした企業の多くはまた、商品運用管理業者および取引マネージャーとしても行動し、投資パフォーマンスに対する管理報告書を提供します。さらに、彼らはそのポートフォリオの分散化を促すために顧客にマネージド・フューチャーズ・ファンドを提供しています。

商品運用管理業者(CPOは、パブリックファンドとプライベートプールを組み合わせます。米国では通常、合資会社の形態を取ります。NFAにはおおよそ1,250CPOが登録されています。大多数のCPOは、独立したCTAを雇用して取引上の意思決定を行っています。CPOは、そのファンドを直接配分するか、ブローカーディーラー業界に対する卸売業者として行動します。

投資コンサルタントは、マネージド・フューチャーズの代替投資について学び、マネージド・フューチャーズ・プログラムを実施することに関心のある機関投資家にとって貴重な情報源となる可能性があります。彼らは、機関にとっての特定のニーズに最も適したファンドプログラムのタイプや管理チームの選定を支援することができます。一部のコンサルタントはまた、機関クライアントに代わって、毎日の運営(例:マージンおよび毎日の値洗いポジション)を監視します。

取引マネージャーは、CTAの選定にあたり機関投資家を支援するために利用できます。これらのマネージャーは、過去のパフォーマンス記録で互いに相関性が低い取引アドバイザーのポートフォリオを推奨・構築することができるように、CTAのパフォーマンス記録を分析する洗練された方法を開発してきました。これらの取引マネージャーは、自社独自の商品を開発・販売したり、証券仲買会社などその他の事業体により提起されたファンドを管理する場合があります。



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