米マーケットメーカー(値付け業者)のナイト・キャピタル・グループ(Knight Capital Group)が発行した4億ドル(約313億円)の転換優先株を引き受けた投資家は、世界最大の株式市場における個人投資家最大の取引相手であるナイト・キャピタル社の運命を握る格好になりました。
ナイト・キャピタルが先週のシステム障害に伴う誤発注で4億4000万ドルの損失を被ったことは、機関投資家にとっての同社の重要性を浮き彫りとさせる一方で、第1四半期の個人による米株取引高の月次平均の29%を同社が占めていたことがわかりました。
ディスクロージャー(情報公開)資料は、ナイト・キャピタルの転換優先株を買い入れたうちの2社、スタイフェル・ニコラスとTDアメリトレード・ホールディングが第2四半期にニューヨーク証券取引所上場証券の市場注文のそれぞれ38%と9%をナイト・キャピタルに出したことを示しています。
関係筋によると、スタイフェルとTDアメリトレードの他に、電子取引企業GETCOとブラックストーン・グループ、スティーブンズ、ジェフリーズ・グループが出資に応じた模様です。
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