2012年7月25日水曜日

流動的なマネージドフューチャーズのミューチュアルファンドへの資金流入


 コーウェン・グループ(Cowen Group, Inc.)のグローバル・オールタナティブ・インベストメント事業部のラミウス(Ramius, LLC)は本日、マネージドフューチャーズを中心とした流動的な代替投資商品に関する詳細なレポートを発表しました。同レポートは、ラミウス・トレーディング・ストラテジーズ(Ramius Trading Strategies = RTS)の最高形成責任者(CEO)ウィリアム・マー氏と、投資リサーチ部門ディレクターのアレクサンダー・ルビン氏による共著です。

レポートによれば、リーマンショック以降、流動的な代替投資での運用資産額は急増し、ミューチュアルファンド型の代替投資商品に限れば、5倍に増加しています。これは、個人投資家が、日毎の流動性がある代替投資を好んでいるためだといいます。

ミューチュアルファンド型のマネージドフューチャーズに限っても、その運用資産総額は2006年の2億4,400万ドルから、2011年の75億ドルへと成長しています。

ウィリアム・マー氏は、「2008年の金融危機を受けて、より流動性が高く、透明性があり、規制されている投資商品である、オールタナティブ・インベストメントへ対する需要が、投資家の間で高まっています」と語ります。「ヨーロッパにおいては、この現象はUCITS(ユーシッツ)ファンドの大きな成長につながり、ここ米国においてはマネージドフューチャーズ・ファンドの運用資産総額が飛躍的に増加しました。モーニングスターによれば、今現在、米国にはこうしたファンドが323存在し、その運用資産総額は1,200億ドルを超えました。」



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