2012年7月6日金曜日

中国エバーブライト、ヘッジファンドビジネス開始

中国の政府系投資会社China Everbright Ltd.(チャイナ・エバーブライト)がヘッジファンドビジネスに乗り出します。

チャイナ・エバーブライト傘下のEverbright Capital Management(エバーブライト・キャピタル・マネジメント)は今週二つのファンドを開設し、さらに一つのファンドを来月に開設する予定です。今月開設する二ファンドはマルチ・ストラテジーで、来月設定するファンドはヘルスケア業界への投資に特化します。

エバーブライトはファンド開設にあたって、英RBS(ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド)出身のAli Ahmed(アリー・アーメド)氏と米Jana Partners(ジャナ・パートナーズ)出身のAdam Weinrich(アダム・ワインリッチ)氏を起用しました。Ahmed氏はRBSのグローバル株式トレーディング部門の元統括責任者、Weinrich氏はJana Partnersの元マネージングディレクターです。

Ahmed氏はアジア市場に特化した株式ロングショート、レラティブバリュー、アービトラージ、イベントドリブンの各戦略を担当します。Weinrich氏はグローバルマクロとイベントドリブン戦略を担当します。

エバーブライト・キャピタル・マネジメントのJohn Shenチーフ・インベストメント・オフィサーは「一部の投資会社はアジアの投資チャンスを確信し、この地域に来たがっている。香港や中国の潜在的な投資家は、投資を分散化しアジアの外に投資先を求めている。アジア地域の投資家は従来の投資スタイルへの依存度が高すぎるとも言える」と述べました。
エバーブライトはAhmed、Weinrich両氏に数百ドルの投資資金を拠出しました。



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