2014年4月4日金曜日

マネージドフューチャーズ(CTA)の基本定義

マネージド・フューチャーズとは、

グローバルに先物・オプション市場で取引を行うCTA(Commodity Trading Advisors または商品投資顧問業者)による、システム的あるいは裁量によって行う先物取引のことです。

その投資対象となるのは、貴金属、小麦、コーン、砂糖、原油などの商品(コモディティ)のほかに、政府債券、株式指数や通貨などの金融商品も含みます。

米国におけるCTAは、CFTC(CommodityFutures Trading Commission または商品先物取引委員会)および米国議会に認可されている自己規制機関であるNFA(National Futures Association 全国先物協会)によって規制されています。

全てのCTAはCFTCに登録しなければならず、中でも顧客の口座で運用を行う業者はNFAの会員としても登録しなければなりません。

CTAはNFAにDisclosureDocuments(開示書) を提出することが義務付けられており、投資家はCTAを選択する際に開示書を通して、そのCTAの詳細を知ることができるようになっています。

また、NFAは開示書(特に運用実績の)、宣伝資料や取引活動の監査を随時行うなど、マネージド・フューチャーズは厳格な規制のなかで行われる先物・オプション取引の一つなのです。

知識や経験、財源のある個人投資家で、先物取引で成功している個人もいます。しかし、調査によれば、過半数の個人投資家が損失を出しているのです。

一方、マネージド・フューチャーズにおいては(119のファンドを対象に、1990年1月から1996年10月まで行った調査で)、全体の81%が収益を上げているという事実もあります。



人気ブログランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿