マリオ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が、ユーロ圏の景気活性化のために、さらなる対策を施すことを決意を強調しました。
主要金利は史上最低の0.15%、さらに中銀預金金利は、なんと史上初となるマイナス金利(-0.10)が決定されました。
つまり、商業銀行が預ける預金に対して金利を受け取るのではなく、逆に金利を支払うという異例の政策が実施されたわけです。
ただ問題なのは、例えばユーロ最大の経済力を持ち、信用貸し残高も最大であるドイツにとってはさらなる支出になる点です。
また、心理面でのネガティブ効果も懸念されています。今回の決断は、ある意味ではこれまでにユーロに金融政策の不信を示唆するもので、債券や信用の低下は免れません。
非常に困窮した状況でのかじ取りを強いられている欧州首脳の今後の動きに注目が集まります。
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