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2012年8月22日水曜日

マネージドフューチャーズ・ファンド、長期トレンドフォロー vs 短期取引


マネージドフューチャーズにとっては、通常は、市場のボラティリティが収益をもたらす潤滑油となります。薄商いの夏も終盤、市場が活気を取り戻しつつある上、財政予算年度の変わり目も相まって、マネージドフューチャーズの動きから目が離せません。

市場のトレンドや相場を頼りに、ロングかショートかの取引を行うマネージドフューチャーズは、先物契約の売り買いを活用します。昨年末以来の、まちまちの市場の動きに、ファンドマネージャーたちも頭を抱えます。

しかし、この一方で、短期的な取引を中心に運用を行うマネージドフューチャーズ・ファンドは、業界全体がマイナス成長となった昨年も、好調な実績を示したことが調べでわかりました。

オールタナティブ・インベストメント(代替投資)のアナリストであるNadia Papagiannis氏は、「実績の好調なマネージドフューチャーズは、トレンドフォロー型でないことが多い」と語ります。




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2012年8月11日土曜日

マネージドフューチャーズ・ファンド、銅市場で弱気な相場観=CFTC報告

CFTC(米商品先物取引委員会)が本日発表した統計によれば、マネージド・ファンドは今週、銅市場における弱気な建ち玉(ポジション)を23%増加しました。

同カテゴリーに該当するトレーダーは全体で、982枚のロングポジション(上げ相場観)と、2,521枚のショートポジション(下げ相場観)を建てました。

これにより、市場全体のネット・ショートポジションは、前週の6,664枚から8,203枚へと増加し、6月26日の週以来最大幅の増加となりました。

ネット・ポジションとは、ロングとショートの建ち玉の差を指します。




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2012年6月27日水曜日

インドネシア、コモディティ取引を外国投資家に開放

資源豊かなインドネシアの政府は海外投資家に対し、国のコモディティ取引の最大40%までの購入を許可する予定であることを金曜日、発表しました。これは多くの投資家をひきつける動きの一つです。サーマル・コールと精製スズの世界一の輸出国であり、パーム原油の最大産出国であるインドネシアは世界のコモディティ市場で大きな役割を果たしています。

今回の決定は現在インドネシアで運営している二つの先物取引所(ジャカルタ先物取引所(JFX)とインドネシア・コモディティ&デリバティブ取引所(ICDX))に適用されます。これらの取引所は規模が小さく、ロンドン金属取引所やブルサ・マレーシア・デリバティブ取引所など他のコモディティ取引のハブには及びませんでした。

貿易省コモディティ先物取引規制当局長官のSyahrul R. Sempurnajaya氏は「海外の投資家に対し、インドネシアのコモディティ先物取引への投資を最大で40%まで許可する」と語りました。

インドネシアでは現在のところ民間投資家によって二つの投資がなされています。世界で4番目に人口の多いインドネシアは、投資家に対し国の資源を利用するよう呼び、ますます数が増えている中流階級の消費者にサービスを提供してきました。しかし海外の鉱山労働者から多くの国家収入を得ようとする一連の政策によって今年、投資家を混乱させることになっていました。

また、ICDXとJFXはここ数ヶ月で設立され、幅広いコモディティ契約を取り扱う計画を発表していましたが、十分な流動性を引き付けることが困難でした。

今回の政府の動きによりインドネシアの先物市場に注目が集まるのではと匿名の地元アナリストは語っています。しかし取引所のボリュームが少ないため、活発な投資の実現を不安視する声もあります。同アナリストは「注目が集まるかどうかは別の問題だ。取引のボリュームが低いということを知っておかなければならない」と語りました。



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2012年6月1日金曜日

米国先物市場における規制


先物業界は複層的な規制制度を持っており、それにより透明性のある市場や効果的なリスク管理が可能となります。
近年、“デリバティブ”という言葉がメディアでよく扱われるようになり、先物(そして先物のオプション)は、2008年の金融危機に巻き込まれたクレジット・デフォルト・スワップといった、体制化も規制もされていない店頭取引商品とひとまとめにして考えられることが多いようです。

確かに先物契約は理論的には原資産から派生した、もしくはそれに基づくデリバティブです。しかし、悪名高い“クレジット・デフォルト・スワップ”や同様の店頭取引デリバティブとは無関係です。先物契約は取引先リスクを最小化するために設計された、連邦政府によって規制された取引を行う規格化された投資です。先物を取引するマネージャーは株式市場に関わるプロと同様のライセンス取得が求められ、同様に規制の対象となります。

100年以上の歴史のある米先物市場の規制枠組みは連邦政府と業界の両方のレベルでの取り締まりによって成り立っています。

CFTC(商品先物取引委員会)

先物取引は1848年アメリカで始まり、連邦政府による先物取引への規制は1920年代初頭から始まりました。今日、アメリカのすべての先物とそのオプションは商品先物取引委員会(CFTC)によって規制されています。CFTCは連邦政府によって義務化された先物市場規制機関で、株式市場では証券取引委員会(SEC)にあたります。CFTCは1974年に独立機関として設立され、1930年代に作られた先物取引委員会の後を継いでいます。

CFTCの任務はフェアでオープンな競争市場を維持すること、そして市場参加者を詐欺や違法行為から守ることです。CFTCはその他に、大口投機家、商用ヘッジ投資家といった異なるタイプの先物投資家が保有する先物やそのオプションのポジションを示す建玉明細報告(COT、または大口投資家報告ともいう)といった市場や業界のデータをあつめ、公表するという仕事も行っています。

米先物取引の監督業や上場した先物契約の承認、取引の決済プロセスにおける信頼性の保証以外に、CFTCはプロの先物取引マネージャー(商品投資顧問業者(CTA)、商品先物基金運営者(CPO))に登録を義務付け、運用や投資資金の勧誘、投資家に提供する情報に関するガイドラインに従うことを要求します。

NFA(米国先物協会)

CTAとCPOはまた米国先物協会(NFA)への登録が義務付けられています。NFAは米先物取引で公にビジネスを行うすべての人が所属する自主規制機関です。NFAのデータによると4200以上の企業と5万5000以上の個人が登録しています。NFAの業務はこれから先物取引のプロとなる人が“ビジネスに従事するのにふさわしいか”を見極め、連邦政府の規制の対象となる個人や機関を識別することです。NFAはまた、投資家やマネージャーがNFAやCFTCに登録された先物業者や個人のバックグランドをリサーチするのに使用できるデータベースをオンラインで提供しています。

さらに、CTAとCPOはプロとして先物を取引できるようになるためには、シリーズ3の検定試験に合格しなければなりません(株のブローカーやトレーダーが受けなければならないシリーズ7と同様)。個人の先物ブローカーや仲買業者もまたCFTCとNFAの管理下にあります。

リスク管理

先物市場の枠組みの利点の一つは、取引先リスクを最小化できるということです。これは取引先がデフォルトに陥るリスクのことです。取引の決算を一元管理することで先物取引はすべての買い手に対しての売り手、そしてすべての売り手に対しての買い手となり、さらにそれぞれの登録企業が独立して受諾者責任と資本化要求を満たすことを保証し、一方で取引をも保証することで効果的に取引先リスクを取り除くことができます。(2008年~2009年の金融危機において先物市場ではデフォルトが発生しなかったということは注目に値します)

高い透明性と規制は、規制の対象となっておらず、OTCデリバティブを取引することもある投資業界で不透明性の低い分野に対し、対照をなしています。実際、金融危機以降、クレジット・デフォルト・スワップと先物市場におけるその上場と決算がそのリスクを下げるために規格化されるようになりました。




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完全分離保管口座で投資家の資産を保護

先物取引業界の分離資産規則のおかげで、万が一投資(ファンド)会社などが破綻したとしても、投資家の資産が無くなることはありません。

顧客資金の分離保管義務が、投資家の資産を保護しているわけです。


近年、多くの投資家の間で、投資会社の倒産時に自らの資産の償還(回収)が難しいことは周知の事実です。最も極端な例は、バーナード・マドフの投資ファンドですが、他にも、報道には及ばない小規模な破綻および支払不能に陥るケースが存在します。マドフの様な違法行為やポンジースキームでなくても、投資家が資産の残高を容易に取り戻せないケースもあります。

投資家と投資会社の資産が分離されないと、投資家が債権者リストの最後の方に名を連ねるという、複合的な問題が発生します。投資家の資産が混蔵されて、投資会社の業務費や自己取引に使われているかもしれません。もし投資会社が倒産すると、そのような混蔵資産を投資家が回収することはほぼ不可能に近いでしょう。

しかしながら、マネージドフューチャーズを含む先物(商品)取引口座は、法律規制により、投資家の資産と投資会社の資産を分離するよう義務づけられています。この資産分離の実施により、顧客の口座を管理するFCM(Futures Commission Merchant, 米国の先物取引所の認可を受けた先物取引業者)が仮に倒産したとしても、投資家の資産は保護されます。

FCMの破綻などは稀ではありますが、過去の事例をあげると、2005年のRefco(レフコ)のケースがあります。


投資リスクと投資会社リスク

マネージドフューチャーズの投資家は、はじめは商品投資顧問業者(CTA)の口座に直接お金が投入されていると思うかもしれません。しかし、実際はFCMに投資家個人の名義で口座を開設します。そしてCTAはその口座の資産を運用する権限が与えられているのみなのです。

さらに、そのFCMでさえも、顧客の資金を物理的に保管するわけではありません。

通常は、FCMが利用するカストディアン(金融機関)が実際の資金を管理します。

こうして分離保管された資産は、CTAの開示書(ディスクロージャー・ドキュメント)に予め定められた戦略に基づいて運用されます。


FCMの報告義務

分離された投資家の資産は、業界内規制機関によって、日次、月次、および年次の厳しい監査を受けます。FCMは米国先物協会(NFA)に、投資家の資産の詳細な内訳を報告書として毎日届け出なければなりません。さらに全てのFCMは、月次有価証券報告書を、 政府規制機関のCommodity Futures Trading Commission (CFTC) に 月末から17営業日以内に届け出なければなりません。

最後に、FCMはJoint Audit Committeeという米国の先物取引所と規制機関の合弁企業による年度監査を受けます。

CFTCの監視

分離資産規則はCommodities Exchange Actに規定されています。それによって、全ての分離資産の業務がCGTC(先物取引業界にあたる Securities and Exchange Commission(SEC))に規制されます。CFTCの規定により、どのような違反事例も管理措置の対象となります。FCMの責任が明らかになった場合は、CFTCが取引権を一時または完全停止、処罰、あるいは業務停止命令を下す可能性があります。

実際のところ、これまで違反行為はほぼ見られませんでした。多くは技術的もしくはFCMの処理障害、または報告書の遅延でした。例えば、CFTCは2009年ある大手FCMに、分離資産に関する規則に違反したとして30万ドルの罰則金を課しました。またそのFCMは投資家の口座に十分な資産がありませんでしたが、CFTCは報告過程に違反があったとして責任を追及しました(FCMが2007-2009年期間の国債を、自己資産と顧客資産を混在させた状態で購入したので、資金ショートが起こりました)。責任追及に応じて、そのFCMは顧客と会社の口座間での適切な分離を維持するために、分離計画メカニズムを構築しました。




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